カジノ論議でよく出てくる名前があります

カジノというと、反射的に頭に浮かんでくる都市の名前があります。ラスベガスやマカオなどが、その典型的な例と言えましょう。ちなみに、世界で最も規模の大きいカジノホテルは、マカオのザ・ヴェネチアン・マカオです。面積が5万㎡を超え、3,000台のゲーム機と870台のテーブルを備え、さらに、レストランとバーが24軒もあるというのです。全アジアのギャンブラーには垂涎の場の代表格の位置づけにあります。マカオの沖合の埋め立て地に作られた施設です。アトラクションやショーをする娯楽施設もそろっています。また、ラスベガスと同じで、ゴンドラで街の中を流れている大運河を下るサービスを楽しむこともできます。マカオのカジノは、収益の側面だけでなく、規模の点でも、世界のトップを走っています。

ラスベガスは、近年はショー興行に力を入れるようになり、ギャンブルの面ではマカオの後塵を拝する形になってきています。とはいえ、やはりラスベガスはギャンブルの聖地です。街にはネオンが煌々と輝き、ギャンブラーの気分は自然と高まってきます。空港にもスロットマシンが置かれているのをはじめ、レストランやコンビニの中でも、気軽にカジノ遊びをすることができるのがラスベガスです。もちろん、大半の客はホテルのカジノでプレイをしています。ホテルごとに異なった趣向が凝らされていますので、ギャンブルはしなくてもホテルを見て回るだけでも存分に楽しめること必至です。スロットマシンであれば、もし英語がわからなくてもビギナーであっても簡単に楽しめます。あるいは、ギャンブラー魂が発揮できるテーブルゲームも豊富に用意されています。

カジノを語るとき、シンガポールの名前が出てくることが増えました。2011年に開業したばかりの後発組ですが、大成功したことが世界中に伝えられました。カジノを目当てに観光客が急増し、GDPを押し上げるほどの経済効果を導き出したほどです。検討段階では、治安が悪くなるのではないかとの不安を持つ人もいましたが、実際にスタートしてみると、逆に、開業後のほうが犯罪発生率が低下したのが現実です。現在、IR推進の一環としてカジノ解禁が検討されている日本にとっても、非常に参考になるケースです。どのようなプロジェクトであっても、必ずプラスとマイナスの両面があるのが普通です。総合的に判断して、メリットが大きいとなれば、リスクを可能な限り少なくする処置を施しながら、実行していくのが賢明な態度です。